「地球温暖化問題」あるいは「エネルギー問題」は難しい局面を迎えていますが、我々が従来から取り組んできた「省エネルギー」、あるいはその結果として達成される「温暖化ガスの削減」は、今後益々重要視されることと思われます。
鉄道は元来、自動車や航空機など他の交通機関と比べて、エネルギー効率が高く環境負荷の少ない輸送機関でありますので、このような背景の中で環境優位性という特性をより高め最大限に活かすことで、社会において重要な役割を演じることが期待されているものと考えています。
このための切り口は2つあります。1つ目は、環境にやさしい車両の開発・導入等、事業運営に関わる環境負荷の低減です。当社では環境負荷の大部分を占める車両について、省エネ車両を導入してきたほか、大気汚染の原因となる窒素酸化物や煤煙等を制御した環境対応型エンジンなどを採用しています。今後とも、さらに省エネ・環境配慮型車両の開発・導入に取り組む一方、ご利用のお客様が減少傾向にある区間については、サービスレベルを極力維持しつつ短編成化など、エネルギー効率の高い輸送体系にも取り組んでいきます。
2つ目は、利便性・快適性の向上を図り、より多くのお客様に利用して頂くことです。営業活動としての利用促進施策はもちろんのこと、地元自治体等と連携した駅周辺での駐車場整備など、環境面を重視した施策にも積極的に取り組んでいます。
本冊子「JR四国環境保全への取り組み」は、今年度で5回目の発行となります。ご一読いただき、当社の果たすべき役割並びに環境保全への取り組みについてご理解いただければ、幸いに存じます。
2011年12月 代表取締役社長 泉 雅文
