日頃はJR四国をご利用いただき、誠にありがとうございます。
弊社は四国の皆さま方に支えられながら、昭和62年のJR発足からすでに25年目を迎え、四半世紀が経過しようとしています。これもひとえにお客さまをはじめ、地域の皆さまや関係各位のご支援、ご協力の賜物と深く感謝いたします。
鉄道事業者にとって、安全の確保は事業運営の根幹であると同時に輸送業務の最大の使命であり、すべてに優先する最重要課題です。弊社は、四国の基幹的公共輸送を担う事業者としてお客さまに安心してご利用いただけるよう、内外の経済情勢にかかわらず安全関連投資を堅持し、ハード・ソフト両面から安全・安定輸送に向けた様々な施策を継続して実施してまいりました。
さらに平成18年に施行された改正鉄道事業法に基づき、輸送の安全を確保するために遵守すべき事業運営の方針や体制を定めた「安全管理規程」を制定して、安全水準の維持・向上を図っています。
具体的には、ハード面では、速度超過防止用ATS(自動列車停止装置)やオーバーランを防ぐ機能を持った運転状況記録装置の整備及び同装置を搭載した新型車両の導入、緊急地震速報を活用した早期地震警報システムの導入、線路強化や防災工事の推進、踏切設備の改善などを推し進めています。
一方、ソフト面では、JR四国グループ全体での事故防止体制の構築を目指した安全推進運動である「NewSS運動」を4年にわたり展開し、安全のPDCA、特にCAのチェック&アクションに重点を置いてこのサイクルを循環させることや、「ヒヤリハット運動」の展開などにより、グループ会社も含めた全員参加による安全風土・安全文化の醸成と定着を推し進めて参りました。また、大地震や津波を想定した防災対応訓練の実施により、災害対応能力の強化を図るなど、ハード・ソフトの両面から安全管理体制の継続的改善に絶えず努めています。
この報告書では、昨年度(平成22年度)に実施した安全性向上に向けた主な取り組みや、事故の再発防止策を中心にご紹介しております。
本年度もさらに安全な輸送サービスを提供し、信頼され安心してご利用いただけますよう取り組んでまいりますので、今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。