2024年度の鉄道運転事故は25件発生し、2023年度より12件増加しました。
【鉄道運転事故の年度推移】
2024年度においては、列車事故の発生はありませんでした。
2024年度、踏切道において人又は車両等と衝突・接触したものは13件発生し、2023年度より3件増加しました。
【県別の発生状況】
【線区別の発生状況】
【原因別の発生状況】
2024年度、線路内に立入った公衆と列車が接触したものは11件発生し、2023年度より8件増加しました。
2024年度、列車又は車両の運転により500万円以上の物損を生じたものは1件発生しました。
2024年度の輸送障害は131件発生し、2023年度より16件増加しました。
【輸送障害の年度推移】
【部内原因28件】
【鉄道外原因40件】
【災害原因63件】
2024年11月10日、本四備讃線児島駅~宇多津駅間で、架線の断線により車両のパンタグラフが損傷し停車しました。横付け列車へ移乗する際に使用する非常用渡り板の準備に時間を要してしまい、お客様救済に長時間を要することとなりました。
・架線の施工方法及び非常用渡り板の管理体制の見直し。
・関係会社との協力体制の見直し及び応援協力体制の構築。など
インシデントとは、省令に定められた鉄道運転事故が発生するおそれのある事態をいいます。
2024年度は、インシデントの発生が1件ありました。発生した事故に対して効果的な対策を実施することにより、事故の再発防止に努めています。
作業責任者が踏切を警報させない処置の解除時期の判断を誤った結果、作業員の警報開始操作が遅れ踏切が鳴動を開始したものの、遮断桿が降下していない状態で列車が踏切を通過した事象。
踏切を警報させない処置を行ったうえで実施する作業等における取扱いの明確化。